お読みいただきありがとうございます!『千葉県の外壁塗装専門店 ハウスメイク』です。
外壁塗装は、建物の美観や強度を維持する重要な役割を担っています。
塗り替えのタイミングを逃すと建物自体が傷み、補修費用が高くついてしまうこともあるため、適切なタイミングで塗り替えることが重要です。
この記事では、外壁塗装に最適な時期を調べている方のために、
●外壁塗装を塗り替える時期・タイミングの目安
●塗り替えの最適な季節
を中心に解説いたします。
1.外壁の塗り替えの時期の目安は「8~15年」?
一般的に外壁を塗り替える時期は、8~15年が目安とされています。
しかし、この期間はあくまで目安で、実際の時期を判断する際は注意が必要です。
というのも、様々な外壁塗料がありますが、いずれの塗料も経年はもちろん、紫外線や風雨などによって劣化していきます。劣化の速度は外部環境によって異なり、劣化が早まったり、反対に長持ちしたりということもあります。
こういったことから、塗り替え時期を年数だけで判断するのではなく、実際の外壁の状況から判断することが重要なのです。
したがって、一般的には8年~15年が目安とされますが、実際の状況を考慮し、最適な時期を判断する必要があるということです。
また、耐用年数については、塗料の種類や製品によっても異なるため、適切に塗料を選ぶ必要があります。
おすすめの塗料や塗料の選び方については、以下の記事で解説しています。
「【外壁塗装屋が解説】おすすめの塗料ベスト5 !シーンごとの最適な塗料も紹介」
「外壁塗装の種類を徹底解説!塗料選びに迷っている方は必見です!」
「千葉県の外壁塗装専門店 ハウスメイク」は、千葉県で10,000棟以上の施工実績があります。
また、「リウォール診断士」の資格を持ったアドバイザーが、現場調査から工事完了まで責任をもって対応しています。
塗り替え時期の提案はもちろん、プレミアム外壁塗装システム「ダイヤモンドコート」についてなど、お気軽にご相談ください!
「ハウスメイク」については以下のページもご覧ください!
ハウスメイクの7つの安心
1-1.塗り替えのタイミングは塗料の耐用年数にもよる
塗り替えのタイミングを決める目安の一つに、現在塗られている塗料の耐用年数があります。ここでは、住宅で使われる代表的な塗料と耐用年数についてご紹介いたします。
日本の住宅に使用されることが多い塗料は、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素などです。これらの耐用年数は以下の通りです。
グレード(塗料の種類) | 耐用年数 | 使用状況 |
---|---|---|
アクリル | 5年~7年 | あまり使用されていない |
ウレタン | 8年~10年 | 使用頻度は減少している |
シリコン | 10年~15年 | 最も多く使用されている |
フッ素 | 12年~20年 | 大型の住宅で使用されている |
一般的な住宅ではウレタンやシリコンが用いられているため、8~15年が塗り替えるタイミングの目安となります。これが、一般的に外壁を塗り替える時期は8~15年が目安とされている理由です。
しかし、アクリル系の塗料を使用している場合は、目安よりも早めに塗り替えが必要です。また、フッ素系の塗料を利用している場合は、目安よりも塗り替えのタイミングが遅くなります。
このようなことから、現在塗られている塗料の種類を踏まえて、塗り替えの時期を判断するようにしましょう。
ただし、上記の耐用年数も外部環境によって前後します。
例えば、紫外線の強い地域や海沿いの沿岸部などは、一般的に劣化が早く耐用年数は短くなります。
そのため、塗料ごとの耐用年数も絶対的な指標ではなく、あくまで“目安”と考えましょう。
1-2.外壁材によっても耐用年数が変わる
耐用年数は塗料だけではなく、外壁材の素材によっても変わります。
塗料の耐用年数よりも、外壁材の耐用年数が短かった場合、先に外壁材に不具合が出ることがあります。
そのため、外壁材の耐用年数にも注意し、塗り替えの時期を決めましょう。
ここでは、住宅で用いられることが多い外壁材の一種である「サイディング」の種類別に特徴と耐用年数についてご紹介いたします。
※「サイディング」とは建物の外壁に使用する外壁材の一種で、住宅の外壁で最も利用されている建材のこと。
金属系
耐用年数:10~15年
金属系サイディングとは、アルミニウムなどの金属板と断熱材でできた外壁材です。
防水性や耐天候性、強度に優れていますが、傷つきやすくサビが発生しやすいため、塩害が起こりやすい沿岸部などの立地には向きません。
傷がついた状態を放置するとサビの進行を早め、塗膜の浮きやはがれを誘発します。
大幅に劣化を早めるため、耐用年数内でも定期的に確認しましょう。
木質系
耐用年数:約10年
木質系サイディングとは、天然木や合板といった木材を用いた外壁材です。
耐熱性に優れ、木の温かみを感じられますが、水・湿気に弱いため、水分を含んだ状態が続くとカビや腐食につながります。
金属系同様、早めのチェックが長持ちさせるコツです。
窯業系
耐用年数:7~10年
窯業系サイディングとは、セメントと繊維質を主原料とする外壁材です。
耐火性に優れておりデザインも豊富なため、現在では最も多く外壁材に用いられています。
ただし、素材自体に防水機能はありません。塗装で防水加工を施しているため、塗料がはがれると水や雨で外壁材自体が傷みやすくなります。
一般的には、7年~10年ほどで塗装や目地部分のシーリング材に劣化が表れます。仮に塗料の耐久性が15年だったとしても、7年~10年周期で塗り直しやシーリングの打ち直しといったメンテナンスが必要となる可能性が高いため、注意が必要です。
樹脂系
耐用年数:25~30年
樹脂系サイディングとは、塩化ビニル樹脂を主原料とした外壁材です。
日本ではあまり普及していませんが、アメリカやカナダでは多く用いられています。
素材自体に顔料を練りこむので、色褪せ・変色が少なく、雨水や塩害、凍害に強いのが特徴です。
通常サイディングはつなぎ目にシーリングを用いて施工しますが、樹脂系サイディングはシーリング不要で施工できるものもあるため、メンテナンスの手間が少ないです。
ただし、シーリングを用いている場合、一般的に7年~10年周期でメンテナンスが必要になります。また、紫外線によって脆くなるため、10~15年程度を目安に紫外線から保護する塗料を塗り替えましょう。
なお、サイディングの種類については「サイディング壁の種類 | 千葉の外壁塗装専門店 – ハウスメイク」のページでも詳しく解説しています。
1-3.耐用年数前でもこんな症状が出たら塗り替え時期?
先にもご紹介した通り、住宅の外部環境によって、劣化スピードは変わります。
耐用年数以内でも塗り替えが必要なこともあるので、ここでは外壁の塗り替え時期を判断するための、目安となる症状をご紹介します。
チョーキング(塗料が粉状にはがれる)
時期:早急に塗り替え
チョーキングとは、塗膜が紫外線で分解され、粉状にはがれた状態です。
既に塗料の耐久性がなくなっているため、紫外線や雨水を防げません。
放置すると雨漏りやひび割れといった劣化を引き起こします。シロアリ被害も起こりやすくなるため、注意が必要です。
外壁に触れたとき、手に白い粉がつくようになったら早急に塗り替えを行いましょう。
塗膜と下地に空洞ができている
時期:早急に塗り替え
塗膜が外壁から浮くと、水ぶくれのような見た目になり、触ると簡単にはがれます。
下地から剥離しているため、塗料の役割を果たしていません。そのまま放置すると紫外線や雨水などの影響を外壁が直接受けることになり、耐久性が低くなります。
塗膜の浮きは10年程度経過すると発生しやすくなります。
あまりにも早く浮きが見られる場合は施工不良の可能性があるため、依頼業者に再塗装を相談してみましょう。
塗膜がはがれ落ちている
時期:早急に塗り替え
塗膜のはがれを発見したら塗り替えのタイミングです。
塗膜がはがれた箇所は外壁材がむき出しの状態になるため、雨漏りなどの原因になります。放置すると建物自体を腐食させ、住まいの寿命を短縮させます。
後回しにせず、早急に対応しましょう。
塗膜にヒビが入っている
時期:早急に塗り替え
外壁のヒビは、
●チェッキング…塗膜のヒビ
●ヘアークラック…髪の毛のようなヒビ
●クラック…下地にまで達する深いヒビ
の3種類に分けられます。
塗膜の表面のみにヒビが入った「チェッキング」や「ヘアークラック」であれば、それほどダメージは深刻ではありません。この状態であれば簡単な塗装工事で済みます。
しかし、下地に達するほど深いヒビが入ると、雨漏りによる建材の腐食やシロアリ被害が起こりやすくなるため、建物に深刻なダメージを与えます。
この状態になると、下地補修も必要になり補修費用が高くなるため、早期の段階で補修できるよう耐用年数内でも早めに外壁をチェックしましょう。
シーリング(コーキング)が裂けている
時期:早急に塗り替え
シーリング材は、サイディングボードの継ぎ目や窓、ドアなどと外壁の接合部分に使われるゴム状の素材です。
シーリング材が劣化すると「亀裂」や「剥離」、シーリングが薄くなって隙間ができる「肉やせ」といった不具合が生じます。
放置すると雨漏りやカビ、シロアリを発生させてしまうため、早急に補修する必要があります。
シーリングの補修と一緒に外壁塗装を行えば、手間や時間だけでなく、足場代などのコストも抑えられるため、同時に依頼される方もいます。
色褪せ、コケも要注意
時期:塗り替え時期が近い
色褪せやコケは、塗膜が紫外線や風雨の影響を受けて機能が低下している証拠です。
緊急性は高くありませんが、塗膜の劣化が始まっているため、塗り替え時期の目安となります。
ちなみに、コケ・カビ・藻などが発生すると塗膜の劣化を早めます。
もし、コケ・カビ・藻などが生えやすい日陰になる外壁面がある場合は、定期的に外壁を洗浄するなどして対策を行いましょう。
2.塗り替えに最適な季節は?
ここまでは、外壁塗装の塗り替え時期、タイミングについてご紹介しました。
ここからは、塗り替えを行う場合、どの季節が適しているのかという点についてご紹介します。
一般的に、外壁塗装は春・秋が最適と言われています。
というのも、春や秋は雨が少なく湿度も低いため、塗料の硬化に適しているのです。
しかし、地域によって季節の進み方や気温は異なります。そのため、塗り替えのタイミングと同様に実際の環境に即して判断することが重要です。
2-1.外壁塗装の季節ごとの傾向
季節ごとの外壁塗装の傾向をメリット・デメリットに分けてご紹介いたします。
季節 | 傾向 |
---|---|
春(3月~5月) | 【メリット】 ●気温や湿度が安定している ●雨も少ないので工事に適している ●窓を締めきっても過ごしやすい 【デメリット】 |
夏(6月~8月) | 【メリット】 ●日照時間が長く、塗料の乾きが早い ●施行がスムーズに進みやすい ●閑散期なので職人を確保しやすい 【デメリット】 |
秋(9月~11月) | 【メリット】 ●気温が安定しているため工事に適している ●空気が乾燥しているため塗料が乾きやすい ●窓を締め切っても過ごしやすい 【デメリット】 |
冬(12月~2月) | 【メリット】 ●12月は雨が少ないため作業しやすい ●1~2月は閑散期なので職人を確保しやすい 【デメリット】 |
2-2.外壁塗装がしづらい条件とは
外壁塗装に適さない条件で作業をすると、工期が伸びたり施工不良を起こしたりする可能性があるため、注意が必要です。
原則として「気温5℃未満、湿度85%以上」の場合、外壁塗装工事できません。
これは、国土交通省や日本建築学会などが発行する建築工事標準仕様書にも記載されています。また、結露や雨、雪、強風時、猛暑日も塗装工事には向きません。
よって、
●気温5℃未満
●湿度85%以上
●塗装面に結露が発生している
●降雨・降雪日
●強風時
●猛暑日
の条件が発生しにくい時期に行うと良いでしょう。
ただし、上記はあくまで塗装に悪影響を及ぼす条件なので、養生シートや足場の設置など、塗装以外の作業なら進められる場合もあります。
2-3.地域ごとのベストな時期とは
塗料の乾燥には「気温15~30℃、湿度75%以下」の環境が適しています。
地域によってこの条件に合致する時期は異なるため、エリアごとの目安時期をご紹介します。
エリア | 塗装に適した時期 |
---|---|
千葉県 | 5月、6月、10月 |
北海道(札幌市) | 5月~7月、9月 |
青森県 | 5月~7月、9月、10月 |
宮城県(仙台市) | 5月~7月、9月、10月 |
新潟県 | 5月、6月、9月、10月 |
石川県(金沢市) | 4月~7月、9月、10月 |
東京都(都内) | 5月、6月、10月 |
静岡県 | 5月、6月、9月~11月 |
愛知県(名古屋市) | 5月~7月、9月、10月 |
大阪府 | 4月~6月、9月、10月 |
和歌山県 | 4月~6月、9月~11月 |
岡山県 | 4月~6月、9月、10月 |
広島県 | 4月~6月、9月、10月 |
高知県 | 4月~6月、9月、10月 |
福岡県(福岡市) | 4月~6月、10月 |
鹿児島県 | 4月~6月、9月~11月 |
沖縄県(那覇市) | 1月~5月、10月~12月 |
※上記は、都道府県の中心的な地域の情報をもとに作成しています。実際の施工時期については塗装業者と相談の上お決めください。
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3.外壁の塗り替え時期を決める前に知っておきたいポイント!
ここからは、外壁塗装の時期を決める前に、知っておきたいポイントについてご紹介いたします。
3-1.時期選びでは業者選びも重要
外壁塗装では塗り替え時期だけでなく、業者選びも重要です。
というのも、外壁塗装は天候などの外的環境の影響を受けやすいため、業者のスタンスがサービスに反映しやすいからです。
通常は塗装に適さない気温や湿度、天候の場合、塗装工事をしません。
しかし、稼働しなければ当然利益は減るため、利益最優先の業者に依頼してしまうと無理やり工事を進められる可能性があります。
また、このような状況で工事を行うとクオリティは低下しますので後々トラブルが発生する可能性も高まります。
塗装時期は地域や立地、外壁の状態によって変わるため、地域密着型で親身に相談に乗ってくれる業者を選ぶと安心です。
優良業者の選び方については「外壁塗装の業者選び方8ポイント!トラブル対策や悪質業者対策について」でも詳しく解説しています。
3-2.繁忙期だと業者が見つからないこともある
塗装時期は春・秋がベストシーズンと言われています。実際、この時期は繁忙期に当たるため、職人は多忙を極めます。
特に秋~初冬にかけては「年内に塗装工事を終わらせたい」という駆け込み需要も相まって、非常に忙しくなるため、職人を確保しづらいです。
また、すぐに対応してもらえないこともあるため、繁忙期に依頼しても工事の着手が大幅に遅れるケースもあります。腕の良い人気の業者はすぐに埋まってしまうため、早めに打ち合わせをしましょう。
工事を終わらせたい日の、4~6カ月くらい前から業者探しを始めるのが一般的です。
3-3.時期によっては費用に差が出ることもある
依頼が殺到する繁忙期は、通常時よりも費用が割高になることがあります。
反対に、閑散期の工事では、値引きなどの提案を受けやすい可能性もあります。
通年同じ料金で対応しているところもありますが、依頼時期によって料金が変わる可能性があることを理解した上で、依頼する時期を決めるとよいでしょう。
また、外壁塗装をご検討中の方のために、住宅の坪数ごとの費用相場や屋根塗装の費用相場について次の記事で解説しています。
「【外壁塗装の費用相場】50坪、40坪、30坪、20坪など坪数ごとに解説」
「 屋根塗装の相場は40万円~!坪数ごとの相場や塗装が必要な症状など」
ぜひ、こちらもご覧ください。
4.塗装時期はあくまで目安、外壁の状況に応じて依頼しましょう
この記事では、外壁塗装の時期について詳しくご紹介しました。
外壁塗装は、一般的に8~15年単位に行い、施工時期は春秋が適しているといわれます。
しかし、先述の通り使われている塗料や外壁材、住宅のあるエリアなどによってベストシーズンは異なるため、外壁の実際の状況を加味し決定することが大切です。
また、外壁の塗り替えは業者選びも非常に重要です。
外壁塗装はそれなりの費用が掛かります。時期はもちろん、塗料や施工方法の提案などで、親身に相談に乗ってくれるかどうかも考慮して業者選びをしましょう。
そのほか、外壁塗装を依頼する上で、万が一に備えた保証の有無も重要となります。外壁塗装の保証については「外壁塗装の保証期間は何年?内容や注意点、トラブル防止のポイントについて」で解説していますので、併せてご確認ください。
この記事を参考に、満足のいく外壁の塗り替えをしていただけますと幸いです。
「千葉県の外壁塗装専門店 ハウスメイク」は、千葉県で10,000棟以上の施工実績があります。
また、「リウォール診断士」の資格を持ったアドバイザーが、現場調査から工事完了まで責任をもって対応しています。
塗り替え時期の提案はもちろん、プレミアム外壁塗装システム「ダイヤモンドコート」についてなど、お気軽にご相談ください。