お読みいただきありがとうございます!『千葉県の外壁塗装専門店 ハウスメイク』です。
外壁塗装の見積書は、工事を依頼するかどうかに大きく影響する重要な書類ですが、「どこをチェックすればいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
チェックポイントを押さえれば、業者の良し悪しだけでなく、相場より高すぎたり安すぎたりしないかを判断しやすくなります。
この記事では、外壁塗装の見積書のチェックポイントや注意点について解説します。見積書の例も紹介するので、依頼するかどうかの判断にお役立てください。
- 1. 外壁塗装の見積書のチェックポイント9つ!
- 1-1. 使用する塗料・メーカーは書かれているか
- 1-2. 3回塗り以上になっているか
- 1-3. 下塗り塗料と中塗り・上塗り塗料が違うか
- 1-4. 高圧洗浄費用は含まれているか
- 1-5. 補修作業は含まれているか
- 1-6. ケレン作業は含まれているか
- 1-7. 付帯部の塗装は含まれているか
- 1-8. 数量・平米計算になっているか
- 1-9. 合計費用は適正価格から逸脱していないか
- 2. 外壁塗装の見積書の項目・内容と費用相場
- 3. 見積もり書が分かるようになるとどうなる?
- 3-1. 費用の適正性を判断できる
- 3-2. 必要な作業かどうかがある程度分かる
- 3-3. 見積もり通りの工事をしているか判断できる
- 4. 良い見積書の例
- 5. 悪い見積書の例
- 6. 見積書が安すぎる業者には要注意!
- 6-1. 手抜き工事をされる
- 6-2. 新人ばかりになる
- 6-3. 足場を削減される
- 6-4. 必要以上に工期が短くなる
- 7. 積もり時に注意すべきポイントと対策
- 7-1. 塗料メーカーのホームページで塗料を確認する
- 7-2. 大幅値引きをしてくる業者には頼まない
- 7-3. 足場を削減される
- 7-4. 断るときははっきり伝える
- 8. 良い業者の見極め方
- 8-1. 詳細な見積書を提示してくれる
- 8-2. 施工実績が豊富
- 8-3. 保証内容やアフターフォローが充実している
- 8-4. 資格や許可証を保有している
- 8-5. 口コミをチェックする
- 9. まとめ
1. 外壁塗装の見積書のチェックポイント9つ!
- 使用する塗料・メーカーは書かれているか
- 3回塗り以上になっているか
- 下塗り塗料と中塗り・上塗り塗料が違うか
- 高圧洗浄費用は含まれているか
- 補修作業は含まれているか
- ケレン作業は含まれているか
- 付帯部の塗装は含まれているか
- 数量・平米計算になっているか
- 合計費用は適正価格から逸脱していないか
外壁塗装の見積書をチェックするポイントは、9点あります。
正しく、適切な方法で見積もりがされているかどうかを知るために、ぜひ一緒にチェックしてみてください。
1-1. 使用する塗料・メーカーは書かれているか
使用する塗料名やメーカー名が具体的に書かれているかどうかは、必ずチェックしましょう。
たとえば「シリコン塗料」などと書かれているだけでは、詳細が分かりません。
下塗り・中塗り・上塗りそれぞれで、どのメーカーの何という塗料を使うのか、具体的な記載があるか確認しましょう。
各塗料メーカーからさまざまな種類の塗料が発売されており、同じグレードでも商品によって「遮熱性」「防カビ性」など付いている機能が異なるため、料金にも大きな差が出ます。
悪質な業者の場合、十分な品質テストが行われないまま商品化された、無名なメーカーの塗料を使用するケースもあります。
そのため、“適正価格になっているか”だけでなく、使用する塗料の詳細情報をチェックすることが重要なのです。
また、記載された塗料については、メーカーのホームページから耐用年数や機能といった情報を確認できます。施工を依頼する前に、塗料の性能が求める基準に達しているかどうかをチェックしておきましょう。
1-2. 3回塗り以上になっているか
外壁塗装では、
- ● 下塗り
- ● 中塗り
- ● 上塗り
の、3回塗りが一般的です。
3回塗りをすることで、塗装を剥がれにくく美しく仕上げることができます。
というのも、下塗りで外壁と中塗りを接着させて、中塗りで紫外線などの外的環境から外壁を守り、上塗りでさらに塗膜を補強するためです。
劣化が激しい外壁には下塗りを2回行う場合があり、このケースでは4回塗りとして見積もられることもあります。
耐久性がある美しい外観に仕上げるには、基本的に3回塗り以上の工程が必要となるため、見積書に記載の塗装回数を確認しておきましょう。
ただし、なかには「シーラーレス」と呼ばれる下塗りが必要ない2回塗りの塗料もあります。
3回未満の塗りで見積もられている場合は、その理由を聞いておくと安心です。
1-3. 下塗り塗料と中塗り・上塗り塗料が違うか
下塗り、中塗り、上塗りは、それぞれで役割が異なります。
- ● 下塗り:外壁の劣化を補修し、中塗りや上塗りと外壁の接着力を高める
- ● 中塗り:紫外線や雨、風などのダメージから外壁を守り、美しい仕上がりにする
- ● 上塗り:外壁をダメージから強固に守り、色ムラを軽減する
そのため、下塗り塗料は中塗り・上塗りとは違う種類を使います。
たとえば、下塗りではシーラーやプライマーなどを使いますが、これらは外壁の補修や接着力に優れた塗料です。
シーラーやプライマーを中塗りや上塗りに使用しても、外壁をダメージから守ったり美しい外観に仕上げたりすることはできません。
反対に、下塗り塗料を使わなければ塗料が外壁に密着せず、すぐに剥がれてしまいます。そのため、それぞれ適した塗料が用いられているかを確認しましょう。
1-4. 高圧洗浄費用は含まれているか
外壁に汚れがついたまま塗装してしまうと、剥がれやすくなったり塗料の耐久性が下がったりします。
高圧洗浄をすると外壁に付いた汚れをしっかりと落とせるため、塗料の接着力が高まり、塗料本来の機能が発揮されます。
高圧洗浄は外壁塗装工事に欠かせない工程のため、見積もりに高圧洗浄費用が含まれているかどうかもチェックしておきましょう。
1-5. 補修作業は含まれているか
劣化が激しい外壁の場合、補修してから塗装作業へ入ります。
補修することで、塗装の効果がしっかりと発揮できるためです。
小さな傷など簡単に対応できる箇所については、コーキングで補修するのが一般的です。
しかし、コーキングで補修できないほど劣化している場合、本格的な補修作業が必要になることもあります。
劣化の程度によって補修費用は大きく異なりますが、外壁塗装の効果を最大限生かすためにも、補修作業が見積もりに含まれているかを確認しておく必要があります。
1-6. ケレン作業は含まれているか
ケレン作業とは、さび落としのことです。
さびが目立ち、塗装する前に対処が必要な場合のみ見積もりに含まれます。
さびが出ているにも関わらずケレン作業をせずに塗装すると、耐久性が損なわれてしまうため注意しなければなりません。
ただし、業者によっては、ケレン作業費が経費に含まれることもあります。
見積書に「ケレン作業費」が書かれていない場合は業者に直接確認してみるといいでしょう。
1-7. 付帯部の塗装は含まれているか
外壁塗装の見積もりでは、付帯部の塗装が漏れなく含まれているかもチェックポイントです。
塗装が必要な箇所は個々で違うため、見積もりの時点で必ず確認しておきましょう。
- ● シャッターボックス
- ● 出窓・小窓の庇
- ● 雨戸
- ● テラス
- ● フェンス
- ● 化粧額
上記をはじめ、必要な箇所はすべて見積もりに含めてもらう必要があります。
鉄部や木部のほか、塩化ビニールや樹脂のパーツも、漏れなくチェックしておきましょう。
あわせて、下記も含まれているか確認します。
- ● 軒天
- ● ベランダの裏部分
- ● ガレージの壁や天井
これらは見積もりで抜けやすい項目で、契約後に抜けが発覚すると別料金が発生することもあるため、注意が必要です。
1-8. 数量・平米計算になっているか
家の広さは「坪(床面積)」で表記されますが、外壁塗装の計算では「平米」を使うのが一般的です。
坪数で大まかな家の大きさは分かっても、家屋の階数や窓の大きさ、数などによって外壁の塗装面積は大きく変わってきます。
このように、床面積では塗装面積を正しく計算できないため、平米表記になっているかを確認しましょう。
加えて、業者によって塗装面積に著しい違いがないかどうかをチェックしておくと安心です。
また、一式で表記する場合もありますが、基本的に外壁塗装の工費は「面積×単価」で決まるため、一式表記ばかりになることはありません。
「塗装工事 一式」だけでは仕様も面積も何も分からないため、不明瞭な見積書を出す業者は避けましょう。
諸経費や運搬費といった数量で表すことが難しい項目を除いて、一式が多用されている場合は注意が必要です。
1-9. 合計費用は適正価格から逸脱していないか
外壁塗装工事にかかる費用は、塗装面積や外壁の劣化具合、使用する塗料の種類などによって変わるため、一概にいくらとは言えません。
ただし、ある程度の相場は決まっているため、見積もりの合計費用が相場と大きな差がないかチェックしましょう。
高すぎる場合は、不要な工事費用が含まれていたり、不正に金額を高く見積もっていたりする可能性があります。
安すぎる場合、「必要な工程を省く」「規定より塗料を薄めて使う」などの手抜き工事をされたり、着手後に追加料金を請求されたりする場合もあるので注意しましょう。
坪数ごとの外壁塗装工事の費用相場は「【2023年最新】外壁塗装の費用相場を50坪〜20坪まで解説!
」でご紹介しています。
2. 外壁塗装の見積書の項目・内容と費用相場
外壁塗装の見積書に記載されるのは、主に下記の内容です。
ただし、家屋の状態によっては必要のない項目や、追加項目がある場合もあります。
ここでは、主な項目と内容、費用相場についてご紹介します。
項目 | 内容 | 単位 | 単価(相場) |
---|---|---|---|
仮設足場 | 職人が高所で作業するための足場 | ㎡ | 600~800円 |
飛散防止ネット | 高圧洗浄時の汚れた水や塗料が周囲に飛ばないように設置するネット | ㎡ | 100~150円 |
高圧洗浄 | 外壁の汚れを落とすための洗浄 | ㎡ | 100~300円 |
下地調整・クラック処理 | 外壁のひびなどを埋める処理 | 一式 | 20,000~30,000円 |
下塗り | 外壁と中塗り・上塗りを密着させるための塗装 | ㎡ | 600~900円 |
中塗り・上塗り | 外壁の耐久と美しさを高めるための塗装 ※下塗りとの合計で見積もる場合もあり |
㎡ | 800~4,600円 ※塗料により異なる |
コーキング(シーリング) | サイディングの目地にコーキングを注入する作業 | m | 打ち増し:600~900 打ち替え:1,000~1,200円 |
付帯部破風 | 屋根の先端部分「破風」の塗装 | m | 800~1,300円 |
軒天・軒天井 | 屋根の裏にあたる「軒天」や軒天井の塗装 | ㎡ | 800~1,300円 |
雨樋・配管 | 雨水を排水するための「雨樋」や配管の塗装 | m | 600~1,300円 |
雨戸 | 窓の外側にある「雨戸」の塗装 | 枚 | 4,500~6,500円 |
【諸費用】 材料運搬費・交通費 |
材料や塗料を運ぶ運搬費用および、スタッフの移動にかかる費用 | 式 | 20,000~30,000円 |
【諸費用】 廃材処理費 |
工事で出た廃材を処分する費用 | 式 | 10,000~30,000円 |
外壁塗装工事費用の算出方法については「30坪の外壁塗装費用相場は「50万円〜120万円」算出方法や価格が変わる要素」をご覧ください。
3. 見積もり書が分かるようになるとどうなる?
外壁塗装の工事を依頼する際、見積書の内容が分かるようになると、
- ● 費用の適正性を判断できる
- ● 必要な作業かどうかがある程度分かる
- ● 見積通りの工事をしているか判断できる
などのメリットがあります。
それぞれの内容について、詳しくご紹介します。
3-1. 費用の適正性を判断できる
作業工程ごとに細分化して書かれていれば、「どこにどんな工事をするのか」「何の素材を使うのか」「各工程の単価はいくらか」が分かります。
工程ごとの相場はもちろん、塗装面積も比較できるため相場から逸脱していないかを判断できます。
これにより、悪徳業者から高額請求されたり、手抜き工事されたりといったトラブルを防ぎやすくなることがメリットです。
3-2. 必要な作業かどうかがある程度分かる
見積書の項目をしっかり確認すると、業者が塗装工事で予定している工程がある程度分かるようになります。
どの作業にいくらかかるかも分かるため、費用の適正さだけでなく、必要な工程が過不足なく含まれているかどうかが判断できます。
業者に対して説明を求められますし、見積書に工事の内訳を記載させることで、施工トラブルを未然に防ぐことも可能です。
3-3. 見積もり通りの工事をしているか判断できる
見積書の内容を理解すると、見積もりと相違ない工事をしているかどうかを判断できることもメリットです。
仮に、業者から作業についての詳細な説明がなかったとしても、見積書さえあれば工事内容をある程度把握できます。
たとえば、見積書に詳細な情報が書かれていなければ、グレードの低い塗料に変えられても気づけません。しかし、見積書に塗料メーカーや塗料名が記載されていれば、業者の不正に気づけます。
また、言った・言わないのトラブルに発展しても、見積書の内容が理解できていれば、双方で内容を確認できます。
4.良い見積書の例
名称 | 数量 | 見積金額 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
数量 | 単位 | 単価 | 金額 | ||
足場架設 | 230 | ㎡ | 700 | 161,000 | |
飛散防止ネット | 230 | ㎡ | 120 | 27,600 | |
高圧洗浄(外壁) | 180 | ㎡ | 150 | 27,000 | |
高圧洗浄(屋根) | 90 | ㎡ | 150 | 13,500 | |
コーキング打ち替え | 70 | m | 1,000 | 7,000 | |
外壁工事 | |||||
下塗り (水性シリコンプライマー) |
150 | ㎡ | 800 | 120,000 | ○○社「○○プライマー」 |
中塗り 水性シリコン |
150 | ㎡ | 1,000 | 150,000 | ○○社「○○シリコン塗料」 |
上塗り 水性シリコン |
150 | ㎡ | 1,000 | 150,000 | ○○社「○○シリコン塗料」 |
屋根工事 | |||||
下塗り (水性シリコンプライマー) |
90 | ㎡ | 700 | 63,000 | ○○社「○○プライマー」 |
中塗り 水性シリコン遮熱塗料 |
90 | ㎡ | 1,200 | 108,000 | ○○社「○○シリコン塗料」 |
上塗り 水性シリコン遮熱塗料 |
90 | ㎡ | 1,200 | 108,000 | ○○社「○○シリコン塗料」 |
付帯 | |||||
破風板 | 60 | m | 1,000 | 6,000 | ○○社「○○塗料」 |
軒天井 | 25 | ㎡ | 1,000 | 2,500 | ○○社「○○塗料」 |
シャッターボックス | 4 | 枚 | 2,500 | 10,000 | ○○社「○○塗料」 |
雨樋 | 100 | m | 500 | 50,000 | ○○社「○○塗料」 |
現場経費 | 式 | 103,600 | 工事費用の10% | ||
小計(消費税 10%) | 1,217,920 |
良い見積書は、工事する場所や内容、使用する材料などが分かります。
数量や単位、単価が明確に記載されているため、相場観がつかみやすく、金額の根拠も明確です。
また、見積書には工事日数や受け渡しの予定日、見積もりの有効期限が書かれていますので、必ず確認しましょう。
5. 悪い見積書の例
名称 | 数量 | 見積金額 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
数量 | 単位 | 単価 | 金額 | ||
外壁塗装工事 | 1 | 式 | 700,000 | ||
屋根塗装工事 | 1 | 式 | 400,000 | ||
諸経費 | 1 | 式 | 150,000 | ||
小計(消費税 10%) | 1,375,000 |
悪い見積書を見ても、何が行われるのか全く分かりません。
また、一式での表記が多く何を根拠に見積金額を算出しているのかも不明です。
契約後に「付帯部の塗装は見積もりに含まれていない」などと言われて、結果的に高額な費用がかかるケースが発生しています。
そのため、このような不明瞭な見積書を提出する業者は、避けた方が無難です。
ハウスメイクでは、明朗会計を信条に分かりやすい見積書をお渡ししています。
お客様がご納得できるまで、丁寧に説明いたしますので、ご安心くださいませ。
「千葉県の外壁塗装専門店 ハウスメイク」は、1級塗装技能士、建設業許可(塗装工事業許可)を保有しています。また、リウォール診断士の資格を持ったアドバイザーが、外壁塗装について丁寧にご説明しサポートします!業者選びでお悩みの方は、お気軽にご相談ください!
「ハウスメイク」については以下のページもご覧ください!
6. 見積書が安すぎる業者には要注意!
高すぎるのは困りますが、相場より著しく安い見積もりの場合も注意が必要です。
安すぎる理由は、
- ● 手抜き工事をされる
- ● 新人ばかりになる
- ● 足場を削減される
- ● 必要以上に工期が短くなる
などが挙げられます。
6-1. 手抜き工事をされる
当然ですが、すべての工程には材料費や職人の人件費がかかっています。
破格な値段で工事を請け負うには、どこかで採算が合うように調整することになるため、手抜き工事になる可能性が高いです。
たとえば、塗料を薄めて使い費用を抑えるケースや、3回塗りのところを2回塗りで済ませる手口が挙げられます。
塗料を薄めて使う場合、見積書の塗料は少なく見積もられているはずです。
塗料はメーカーごとに基準塗布量が定められているため、ホームページなどで調べて見積書の塗料の量と照らし合わせてみると、適正量かどうかを判断できます。
手抜き工事をされると、塗装がすぐに剥がれてしまうなどのトラブルが起こりやすくなるため、十分注意しましょう。
6-2. 新人ばかりになる
塗装の費用には作業をするスタッフの人件費も含まれるため、安すぎる見積もりの場合は人件費が削られている可能性も考えられます。
ベテランではなく新人を多く起用した工事なら、人件費を抑えられるためです。
新人でもしっかり教育され、ベテランスタッフもいるなら問題ありませんが、技術も経験もない新人だけが作業をすると、後々塗装に問題が起きやすくなります。
6-3. 足場を削減される
職人の安全性と作業性を確保するためには、足場が欠かせません。
足場は工事費用の約2割を占めるため、足場の数を減らすことで全体的な費用を抑えようとする業者も存在します。
しかし、足場を削減されると高所の塗装が雑になったり、事故やトラブルが起きやすくなったり、さまざまなリスクがあります。
足場は、安全にしっかりと塗装作業を行うための重要な項目なので、削れるものではないことを覚えておきましょう。
6-4. 必要以上に工期が短くなる
工期が長くなれば、それだけ費用もかさみます。
見積もりが安すぎる場合、工期を無理やり短縮して費用を削減している可能性も考えられます。
もちろん、短い期間で費用も抑えられればベストですが、必要以上に工期が短くなると適切に作業できません。
一般的な2階建ての戸建て住宅の場合、外壁塗装工事には最短でも10日ほどかかります。
工期を無理に短縮すると、塗料の乾燥時間を十分に確保できないなどの塗装トラブルが発生しやすくなります。
通常より早く劣化して塗装工事のスパンが短くなることもあるため、適切な工期で作業してもらうことが重要です。
7. 積もり時に注意すべきポイントと対策
適正な見積もりを出してもらうためには、下記の注意すべきポイントと対策を押さえておきましょう。
- ● 塗料メーカーのホームページで塗料を確認する
- ● 大幅値引きをしてくる業者には頼まない
- ● 他社の見積もりは見せない
- ● 断るときははっきり伝える
7-1.塗料メーカーのホームページで塗料を確認する
見積書をもらったら、必ずメーカーと塗料名を確認してください。
そのうえで、メーカーのホームページを閲覧し、その塗料の耐用年数や機能、費用について確認しましょう。
メーカーの商品ページを確認すると、依頼した効果が得られる塗料なのか、業者が説明した内容と相違がないかどうかをチェックできます。
相違がある場合には、業者に説明を求めましょう。
7-2.大幅値引きをしてくる業者には頼まない
外壁塗装は決して安いものではありません。
値引きしてもらえるのはありがたく感じるでしょうが、十万円単位で値引きしてくれる業者には注意が必要です。
たとえば、「足場にかかる費用を無料にします」などといって、お得感を演出する業者もいます。
しかし、足場代は工事費用の約2割を占めるため、30坪の一般的な2階建て住宅であっても15万円程度はかかります。
十万円単位での値引きが成立するということは、そもそも最初に提示された見積もりが高額である可能性が高いです。
もちろん、優良業者でも値引きで交渉するケースはあります。
とはいえ、「足場代無料」「今契約すれば20万円値引き」のように、大幅な値引きや即時契約を迫ることはありません。いずれの場合も、相場から大きく外れた金額を提示する業者には注意が必要です。
7-3.他社の見積もりは見せない
「他社ではこんなに安くしてもらえた」と他社の見積書を見せて値引き交渉をするのも、おすすめできません。
他社が出した安い見積書を提示すれば、契約を取りたい業者は「うちならここまでお安くします!」と交渉してくるかもしれません。
しかし、安くするにはどこかの費用を削減しなければならないため、手抜き工事になる可能性があります。
我が家に長く住む予定なら、安さよりも丁寧で適切な工事をしてくれる業者を選びましょう。
7-4.断るときははっきり伝える
見積もりを出してもらった後に、「やっぱり辞めます」と断るのは、どうしても気が引けるものです。
そのため、「もう少し考えさせてください」「検討してからご連絡します」などと返答を濁すこともあるでしょう。
しかし、曖昧な返答をすると業者からの営業を受け続けることになります。
毎回返答を濁して逃げる方法もありますが、業者にとっても自分にとってもストレスとなるため、断るならハッキリと伝えるようにしましょう。
電話では伝えにくいのなら、メールで断っても問題ありません。
その際は、見積もりを出してもらったことへの感謝も添えた文面にするといいでしょう。
8.良い業者の見極め方
外壁塗装の業者には、優良業者と悪徳業者がいます。
悪徳業者と契約してしまわないよう、業者の良し悪しを見極めるためには、
- ● 詳細な見積書を提示してくれる
- ● 施工実績が豊富
- ● 保証内容やアフターフォローが充実している
- ● 資格や許可証を保有している
- ● 口コミをチェックする
のポイントをしっかりチェックしておきましょう。
8-1.詳細な見積書を提示してくれる
「一式」の表記が多いほど、工事と費用の妥当性を判断しづらくなります。
業者の不正を防ぐためにも、工程ごとに費用の内訳が明確に書かれている業者を選びましょう。
また、見積もりについて丁寧な説明をしてくれるかどうかも重要なポイントです。
メリット・デメリットの説明や、質問に対してしっかり答えてくれる業者であれば、信頼できるでしょう。
とはいえ、比較対象がないと判断できません。
2~3社から相見積もりを取って業者の対応や価格を比較し、納得できる業者に依頼するのがおすすめです。
8-2.施工実績が豊富
外壁塗装の実績が多くあるということは、お客様から信頼されて多くの仕事をこなしてきている証拠です。
施工実績を掲載している業者は多いですが、中でもチェックすべきは「施工における工程の写真が掲載されているかどうか」です。
文章だけもしくは、お客様とされる人の写真だけの記事は簡単に捏造できますが、施工途中の写真は実際に作業しなければ撮影できません。
そのため、施工風景の写真を用いた実績を公表している業者は、ある程度信頼できる可能性が高いと判断できます。
また、施工途中の写真を掲載することは、誠意を持ってしっかり工事に取り組んでいることの証明にもなります。
施工実績は「実績〇件」などの数字を重要視しがちですが、その詳細を確認できれば信頼できる業者を探しやすくなるでしょう。
ハウスメイクでは、千葉県を中心に数多くの塗装工事を請け負っております。「ハウスメイクの施工事例」もあわせてご覧ください。
8-3.保証内容やアフターフォローが充実している
保証の内容を含めてアフターフォローの体制がしっかり整っている業者なら、安心して外壁塗装を依頼できます。
外壁塗装の保証には、
- ● 自社保証:外壁塗装業者による保証制度
- ● 第三者保証:外壁塗装業者が加盟している組合や団体による保証制度
- ● 塗料メーカーによる保証:塗装に使用した塗料のメーカーによる保証制度
の3種類があります。
それぞれで保証対象・対象外となる内容が異なるため、契約前にしっかり確認しておきましょう。
ただし、10年保証などの長すぎる保証には要注意です。
どんな塗料でも10年経てば劣化するため、長期間の保証を付けると無料で工事し続けることになります。
自社保証の一般的な期間は3~5年、長くても7年程度です。自社保証が10年以上の業者には、その理由を聞いてみましょう。
8-4.資格や許可証を保有している
外壁塗装をするのに必須な資格はありませんが、資格・許可証の有無をチェックするとある程度業者の信頼を測れます。
たとえば、塗装技能士の1級・2級を取得するには、豊富な知識と一定以上の実務経験が必要です。
こうした資格を持った職人が在籍している業者なら、信頼感も高いのではないでしょうか。
また、「建築業許可」を受けた業者であれば、優良業者の可能性が高いです。
建築業許可は、資産状況や業務実績、専任の技術者や経営の知識が豊富な責任者がいるかどうかなどの条件をクリアしなければ与えられません。
資格や許可証を保有しているかどうかはホームページで確認できるため、事前にチェックしておきましょう。
ハウスメイクでは建築業許可を取得しており、1級塗装技能士などの資格を保有した腕の良い自社職人が多数在籍しています。
確かな技術力で、塗料メーカートップの日本ペイントから11年連続で「優秀店舗賞」「優秀施工班」をダブル受賞しています。安心して工事をお任せいただける環境が整っておりますので、ぜひ一度ハウスメイクへご相談ください。
8-5.口コミをチェックする
実際に業者を利用した人による口コミは、必ずチェックしておきましょう。
公式サイトだけでなく、SNSやGoogleの口コミなどを参照するとさまざまな意見が出てきます。
口コミは捏造もできるため、すべてを信じていいわけではありませんが、あまりにもネガティブな口コミが多い場合は注意が必要です。
9.まとめ
まとまったお金が必要な外壁塗装を優良業者に依頼するためには、分かりやすく詳細で適正な価格の見積書を作成してくれるかどうかが重要なポイントです。
塗料の詳細が記載されているか、工程は適切か、相場から逸脱していないかなどを確認し、さらに実績やアフターフォロー体制、口コミをチェックして、優良業者を見極めて依頼しましょう。
『千葉県の外壁塗装専門店 ハウスメイク』は、5,000棟以上の施工実績を持つ、地域密着型の外壁塗装業者です。
日本ペイントの登録認定施工店なので、10年色褪せないプレミアム外壁塗装システム「ダイヤモンドコート」の施工も対応しています。
また、日本ペイントから認定を受けたリウォール診断士の資格を持つ当社の社員が、現場調査から工事完了まで一貫して対応するため、安心してお任せいただけます。
外壁塗装をご検討の方は、ぜひ『千葉県の外壁塗装専門店 ハウスメイク』へご相談ください。