
お読みいただきありがとうございます!『千葉県の外壁塗装専門店 ハウスメイク』です。
「外観の印象を変えたくない」とお考えの方の中には、クリア塗装を検討されている方も多いのではないでしょうか。
透明な塗料を用いるクリア塗装は、外壁のデザインや意匠性を損なわずに、リフォームできるため、人気が高まっている塗装方法です。
とはいえ、どのような外壁にも使える塗装ではないので、依頼前に向き・不向きを把握しておく必要があります。
そこでこの記事では、クリア塗装のメリット・デメリット、向き・不向きを含めた基礎知識について解説いたします。
クリア塗装の費用相場やおすすめの塗料についてもご紹介していますので、ぜひご覧ください。
外壁塗装をご検討中の方のために、住宅の坪数ごとの費用相場を「【外壁塗装の費用相場】50坪、40坪、30坪、20坪など坪数ごとに解説」で詳しく解説しています。ぜひ、こちらもご覧ください。
【目次】
- 1.外壁のクリア塗装とは?
- 2.クリア塗装のメリット・デメリット
- 2-1.クリア塗装のメリット
- 2-2.クリア塗装のデメリット
- 3.クリア塗装はこんな方におすすめ!
- 3-1.タイルやレンガ、木材など素材にこだわった外壁の場合
- 3-2.意匠性の高い外壁の場合
- 3-3.新築やリフォーム後すぐの劣化していない外壁の場合
- 4.クリア塗装が適していない場合
- 4-1.既に劣化が始まっている外壁
- 4-2.汚れやコケ、藻などが目立つ外壁
- 4-3.光触媒や無機、フッ素でコーティングしたサイディング
- 5.クリア塗装の費用相場
- 6.おすすめのクリア塗料
- 6-1.ピュアライド UVプロテクトクリヤー(日本ペイント)
- 6-2.アスレダイナミックサイディングクリヤー(関西ペイント)
- 6-3.SKシリコンクリヤーW(エスケー化研)
- 6-4.SKKタイルフレッシュ(エスケー化研)
- 6-5.パワーアシストクリヤー(水谷ペイント)
- 7.まとめ
1.外壁のクリア塗装とは?
クリア塗装とは、無色透明な塗料を用いた塗装方法です。
通常の塗料と違い、クリア塗装の塗料には顔料が含まれていないため、外壁の印象を変えずに外壁材を保護できます。
そのため、石目調やレンガ調といった、意匠性の高い外壁材をコーティングする際に用いられることが多いです。
なお、塗装選びで迷われている方のために、さまざまな塗料の種類や選び方を「外壁塗装の種類を徹底解説【比較表付き】塗料選びに迷っている方は必見!」で詳しく解説しています。ぜひ、こちらもご覧ください。
2.クリア塗装のメリット・デメリット
クリア塗装には多様なメリットがある反面、デメリットも存在します。
クリア塗装を行う前に、メリット・デメリットを把握しておきましょう。
2-1.クリア塗装のメリット
まずは、クリア塗装を行うメリットについてご紹介します。
外壁に艶が出せる
クリア塗装は、無色透明の塗料を用いるため、塗装することで外壁材の表面に艶や光沢を出せます。
近年は「艶あり」「3分艶」「艶なし」など、光沢感を選べる塗料も出てきているため、好みに合わせて仕上げることも可能です。
また、紫外線カットや防汚性、防藻・防カビ性を有する塗料など、さまざまな機能を有する塗料もあります。
意匠性やデザインが保てる
顔料入りの塗料を用いて塗装する場合、新しい塗料が外壁のデザインを塗りつぶしてしまうため、元の色や柄を再現することはできません。
一方、クリア塗装の塗料には顔料が含まれていないため、意匠性やデザインを活かしながら保護できます。
外壁の印象を変えずに塗り替えができるのは、クリア塗装の大きなメリットと言えるでしょう。
チョーキング現象が起こりにくい
チョーキング現象とは、粉状になった顔料が外壁の表面に現れる塗料の劣化現象です。
クリア塗装で用いる塗料には、チョーキングの原因となる顔料が含まれないため、塗料が劣化してもチョーキングが起こることはありません。
2-2.クリア塗装のデメリット
つづいて、クリア塗装のデメリットについて見ていきましょう。
外壁の劣化が透けて見える
クリア塗装の塗料は無色透明のため、表面は保護できても、傷やひび割れ、汚れなどの劣化症状をカバーすることはできません。
当然ですが、塗装前に劣化部分を補修しても補修跡は透けて見えるため、クリア塗装を行うと見栄えが悪くなります。
また、チョーキング現象が進行している外壁にクリア塗装を施すと、白くぼやけた状態に仕上がったり、剥がれやすくなったりするため、おすすめできません。
ひび割れの保護はできない
クリア塗料にひび割れの保護機能はありません。
そのため、適切な下地処理をせずにクリア塗装を行うと、雨水が内部に侵入しやすくなり、建物の強度が低下します。
ひび割れを塞ぐには、コーキング材で隙間を埋めた上で適切な下塗り材を用いて、下地処理を施す必要があります。
ただし、補修跡は透けて見えるため、補修が必要な場合は色つきの塗料を選びましょう。
「千葉県の外壁塗装専門店 ハウスメイク」は、1級塗装技能士、建設業許可(塗装工事業許可)を保有しています。また、リウォール診断士の資格を持ったアドバイザーが、外壁塗装について丁寧にご説明しサポートします!業者選びでお悩みの方は、お気軽にご相談ください!
「ハウスメイク」については以下のページもご覧ください!
3.クリア塗装はこんな方におすすめ!
では、クリア塗装が向いているのは、どのようなケースなのでしょうか。
3-1.タイルやレンガ、木材など素材にこだわった外壁の場合
無色透明のクリア塗装は、下地が透けて見えるため、素材の柄や色を塗りつぶさずに塗装できます。
そのため、タイルやレンガ、木材、モルタルなど、素材の風合いにこだわった外壁に向いています。
3-2.意匠性の高い外壁の場合
柄・模様が施された外壁や、タイル調・レンガ調・石目調といった意匠性の高い外壁材に、色つきの塗料を使用すると元のデザインが塗りつぶされてしまいます。
このような意匠性が高い外壁の場合も、クリア塗装を行うことで、外壁のデザインを損ねることなく塗り替えられます。
3-3.新築やリフォーム後すぐの劣化していない外壁の場合
クリア塗装は、劣化が少ない外壁に適しています。
というのも、無色透明の塗料を用いるクリア塗装を行っても、下地が透けてしまうため劣化や補修跡を隠せないからです。
劣化が進んだ外壁や補修後の外壁にクリア塗装を施すと、かえって見栄えが悪くなるため、劣化が少ない外壁に用いましょう。
劣化状態は、使用している塗料や立地によっても異なりますが、新築・リフォームから8~10年程度で劣化が出始めます。
そのため、クリア塗装を使用する際は、新築のタイミング、外壁のリフォームを実施したタイミングなどに合わせて行うようにしましょう。
4.クリア塗装が適していない場合
クリア塗装は、外壁材そのものの風合いを活かせる反面、無色透明であることが裏目に出ることもあります。
ここでは、クリア塗装に不向きなケースについてご紹介します。
4-1.既に劣化が始まっている外壁
クリア塗料は無色透明の塗料を用いるため、塗装でコーティングしても外壁の劣化状態が透けて見えてしまいます。
色つきの塗料と違って補修跡もカバーできないため、既に劣化が始まっている場合、クリア塗料は避けた方が良いでしょう。
4-2.汚れやコケ、藻などが目立つ外壁
経年劣化により、外壁に汚れやコケ、藻が発生することがあります。
多少の汚れであれば、塗装前の洗浄で落とせますが、高圧洗浄でも落としきれない場合、汚れが残った状態でクリア塗装することになります。
当然ですが、無色透明の塗料を塗っても汚れは隠せないため、外壁の汚れが目立つ場合は、色つきの塗料を選びましょう。
防汚や防藻といったさまざまな機能を持った塗料が豊富に存在します。塗装業者に悩みや要望を伝えて、適切な塗料を紹介してもらいましょう。
4-3.光触媒や無機、フッ素でコーティングしたサイディング
基本的に光触媒や無機、フッ素といった特殊塗料でコーティングされた外壁材には、クリア塗装を行えません。
というのも、特殊塗料が用いられた外壁材にクリア塗装を行うと、本来の耐用年数より塗料の劣化が早く進むなどの不具合につながるためです。
ただし、無機塗料やフッ素塗料の中には、クリア塗装を行えるものもあるので、ご希望の方は一度塗装業者に確認してみてください。
「千葉県の外壁塗装専門店 ハウスメイク」は、1級塗装技能士、建設業許可(塗装工事業許可)を保有しています。また、リウォール診断士の資格を持ったアドバイザーが、外壁塗装について丁寧にご説明しサポートします!業者選びでお悩みの方は、お気軽にご相談ください!
「ハウスメイク」については以下のページもご覧ください!
5.クリア塗装の費用相場
クリア塗装の費用相場は、下表の通り使用する塗料によって異なります。
塗料の種類 | 平米単価の相場 |
---|---|
アクリル塗料 | 1,000~2,000円 |
ウレタン塗料 | 1,500~2,500円 |
シリコン塗料 | 2,000~3,500円 |
フッ素塗料 | 3,000~5,000円 |
無機塗料 | 3,500~5,000円 |
※塗料の価格は商品やメーカーによって異なりますので、目安としてご覧ください。
一般的に、色つき塗料は下塗りと上塗り(2回)の3回塗りですが、クリア塗装は下塗りなしの2回塗りで仕上げます。
クリア塗装は通常の塗料より塗装回数が1回少なく済むため、工事費用が抑えられる可能性があります。
また、クリア塗装も含めた住宅の坪数ごとの費用相場を「【外壁塗装の費用相場】50坪、40坪、30坪、20坪など坪数ごとに解説」で詳しく解説しています。ぜひ、こちらもご覧ください。
6.おすすめのクリア塗料
最後に、おすすめのクリア塗料をご紹介します。
6-1.ピュアライド UVプロテクトクリヤー(日本ペイント)
ピュアライドは、老舗塗料メーカー日本ペイントが開発したクリア塗料です。
紫外線吸収剤の働きで色褪せが起こりにくく、高耐候性や超低汚染性に優れています。防藻・防かび機能も有しているので、長期にわたって美観を維持できるのが特徴です。
艶あり・3分艶・艶消しが用意されています。
6-2.アスレダイナミックサイディングクリヤー(関西ペイント)
関西ペイント開発のアレスダイナミックサイディングクリヤーは、シリコン樹脂のクリア塗料です。
紫外線をブロックする3つの技術により、優れた耐候性を有しているのが特徴で、建物の美観を長期間保持できます。
6-3.SKシリコンクリヤーW(エスケー化研)
SKシリコンクリヤーWは、アクリルシリコン樹脂のクリア塗料です。
期待耐用年数12〜15年と高い耐久性を誇り、汚れにくいため、メンテナンスの手間がかかりません。艶あり、3分艶の2種類から選べます。
6-4.SKKタイルフレッシュ(エスケー化研)
タイルフレッシュは、アクリルシリコン樹脂を採用したクリア塗料で、耐候性・耐久性に優れています。
セラミック成分の複合化により、汚れがつきにくく、セルフクリーニング効果もあるので長期間美しい状態を保てます。
6-5.パワーアシストクリヤー(水谷ペイント)
パワーアシストクリヤーは、シリコン樹脂のクリア塗料です。
優れた紫外線遮断機能を有しているのが特徴で、高い耐候性・耐久性を誇ります。
なお、おすすめの塗料や塗料の選び方については、以下の記事で解説しています。
「【外壁塗装屋が解説】おすすめの塗料ベスト5 !シーンごとの最適な塗料も紹介」
「外壁塗装の種類を徹底解説!塗料選びに迷っている方は必見です!」
7.まとめ
クリア塗装は、無色透明な塗料を用いることで、元のデザインを活かして表面を保護できる塗装です。
外壁材や外壁の状態によっては向かない場合もありますが、柄や模様、意匠性の高い外壁材に適した塗装ですので、塗装業者に相談してみてください。
『千葉県の外壁塗装専門店 ハウスメイク』は、7,000棟以上の施工実績を持つ、地域密着型の外壁塗装業者です。
日本ペイントの登録認定施工店なので、10年色あせないプレミアム外壁塗装システム『ダイヤモンドコート』の施工も対応しています。
また、日本ペイントから認定を受けたリウォール診断士の資格を持つ当社の社員が、現場調査から工事完了まで一貫して対応するため、安心してお任せいただけます。
外壁塗装をご検討の方は、ぜひ『千葉県の外壁塗装専門店 ハウスメイク』へご相談ください。