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外壁塗装基礎知識

シロアリ駆除工事と予防工事。費用相場や業者選びポイントまで徹底解説!

お読みいただきありがとうございます!『千葉県の外壁塗装専門店 ハウスメイク』です。

小さなシロアリでも、大量に発生すれば被害は大きくなります。
家をシロアリ被害から守るためには、駆除工事や予防工事をしておくことが大切です。

しかし、「工事はしたいけど費用の相場がわからない」「どうやって工事の業者を選べばいいのかわからない」という方も多いかと思います。

そこでこの記事では、シロアリの駆除工事と予防工事について詳しく解説します。

費用相場や業者選びのポイントもご紹介するので、ぜひお役立てください。

1. 「シロアリ駆除」と「シロアリ予防」の工事の違い

シロアリの工事には、「シロアリ駆除工事」と「シロアリ予防工事」の2つがあります。
まずは、2種類の工事の違いについて解説します。

1-1. シロアリ駆除とは?

シロアリ駆除とは?

すでにシロアリが発生している場合には、「シロアリ駆除工事」を行います。

「防除工事」と呼ばれることもあり、薬剤などを使ってシロアリを駆除したうえで、再度発生しないように予防する工事です。

状況によっては、シロアリが発生していた箇所の修復作業まで行うこともあります。

1-2. シロアリ予防とは?

シロアリ予防工事は、現在シロアリがいる様子はないものの、今後被害が出そうな箇所に対して侵入を防ぐ工事を行います。

薬剤などを使ってシロアリが入りにくくすることで、被害を予防することが目的の工事です。

1-3. シロアリ駆除・シロアリ予防工事の工法(種類)

シロアリ駆除工事とシロアリ予防工事には、いくつか種類があります。
それぞれで特徴が異なるため、事前に知っておくと安心です。

方法 特徴
土壌処理法 シロアリの侵入経路の土壌に薬剤を散布する
木部処理法 シロアリの食料となっている木材に薬剤を散布する
バリア工法(液剤工法) 基礎や床下に薬剤を散布する
バリア工法(テクノガード工法) 薬剤樹脂と硬化剤を混ぜて床下に散布する
結晶防除法 結晶化したホウ酸を木材に散布する
1-3-1. シロアリ駆除工事「土壌処理法」

シロアリの侵入経路を特定し、経路の土壌に直接薬剤を散布する方法です。

即効性があり、広範囲でも効率的に対応できる土壌処理法は、駆除効果が高いことで知られています。
本巣だけでなく分巣も特定することができれば、シロアリのコロニーを全体的に駆除できる点がメリットです。

さらに、駆除だけでなく予防効果も見込めます。

土壌処理法は、さらに下記3つの方法に分けられます。

  1. ● 面状散布:土壌表面に薬剤を散布する
  2. ● 帯状散布:束石の表面や基礎の内部に薬剤を散布する
  3. ● 加圧注入:土壌の内部に直接薬剤を注入する

ただし、土壌へ直接薬剤を散布するため、環境への配慮などの面で専門的な知識が必要です。
土壌の状況や建物の構造によっては土壌処理法が選べないこともあるため、まずは専門業者へ相談してみましょう。

また効果は永続的ではないため、定期的に再処理しなければなりません。

1-3-2. シロアリ駆除工事「木部処理法」

木部処理法では、シロアリの食料となっている木材に、直接薬剤を散布します。
土壌処理法と同じく、即効性があり駆除効果と予防効果が高いことがメリットです。

木部処理法で使用する薬剤は、シロアリが接触するだけで効果を発揮します。
忌避効果もあるため予防にもつながりますが、薬剤のニオイが強い点はデメリットです。

1-3-3. シロアリ予防工事「バリア工法(液剤工法)」

シロアリ予防工事では、バリア工法(薬剤工法)が最も一般的です。
基礎や床下の木材に、予防効果がある薬液を散布します。

バリア工法(薬剤工法)は即効性があるだけでなく、効果が高いことも特徴です。
木材だけでなく床下の土壌に散布したり、壁やタイルの目地に穴をあけて薬剤を注入する方法を採用することもあります。

1-3-4. シロアリ予防工事「バリア工法(テクノガード工法)」

テクノガード工法は「土壌表面皮膜形成工法」とも呼ばれ、シロアリ予防だけでなく防湿効果が得られる画期的な工法です。

薬剤樹脂と硬化剤を混ぜて床下全体に散布すると、数ヶ月ほどで硬く固まります。
硬く固まった樹脂の層がシロアリ予防や防湿効果、カビや腐朽を抑制する効果を発揮します。

施工時には床下の土壌を平らにするなど、手間がかかるため費用は高くなりますが、シロアリ予防以外にもメリットがある優れた工法です。

1-3-5. シロアリ予防工事「ベイト工法」

ベイト工法は、毒入りの餌を土の中に設置する方法です。

シロアリが毒入りの餌を巣に持ち帰って食べることで、群れを全体的に駆除できます。
巣の場所を特定する必要がないため、設置するだけで広範囲の群れを効率的に駆除できるのが、ベイト工法の特徴です。

ベイト工法は予防だけでなく駆除でも使われる方法で、家の構造を問わず実施できる点がメリットです。
また、人体への影響が少ないので、安心して施工できます。

ただし、即効性がなく、駆除の場合は効果が出るまでに数ヶ月かかることもあります。
そのため、状況によっては割高になることがある点はデメリットといえるでしょう。

1-3-6. シロアリ予防工事「結晶防除法」

結晶防除法とは、結晶化したホウ酸を木材に散布することで、恒久的な効果を得る方法です。
ホウ酸は天然鉱物の一種であり、人や環境にやさしい点がメリットです。

また、水で洗い流されない限り木材の中に含まれ続けるため、効果が持続し続けることも大きな特徴となっています。

ホウ酸には殺虫剤成分は含まれていませんが、シロアリの予防やその他の外注予防のほか、木材の劣化対策にも効果を発揮します。

2. シロアリ駆除や予防をしないと一体何が起きる?

シロアリ駆除や予防をしないと一体何が起きる?

日本のほぼ全土に生息しているシロアリは、住宅を食べてしまう害虫です。

シロアリが住み着き、住宅を食べ進めてしまうと、住宅そのものの寿命が短くなってしまいます。
また、建物の強度が低下していくため、地震などにより倒壊するリスクも高くなってしまうのです。

住宅そのもののリスクが大きいのはもちろんですが、衛生面での心配も出てくるため、シロアリの予防や駆除は欠かせません。

シロアリが大量に発生し住宅の損傷が進んでしまうと、修理費用がかさむこともリスクのひとつです。

3.シロアリ駆除工事・シロアリ予防工事の費用相場を事前にチェック

さまざまな種類があるシロアリ駆除工事や予防工事ですが、費用相場を事前にチェックしておくことも重要です。

3-1.シロアリ駆除・シロアリ予防の費用は「工法」で価格が変わる

工法それぞれでメリットやデメリットがあるシロアリ駆除や予防工事は、特徴だけでなく価格帯も異なりますそれぞれの工法で、価格帯がどのくらい変化するのかなど、費用例を確認しておきましょう。

バリア工法(潜在工法) 床面積1m²あたり約2,750円
バリア工法(液剤工法) 床面積1m²あたり約13,750円
ベイト工法 外周1mあたり約2,750円
3-1-1. バリア工法(液剤工法)の費用事例

一般的な工法であるバリア工法(液剤工法)では、1階の床面積1m²あたり約2,750円ほどかかります。
リーズナブルな価格帯なので、広い敷地でも費用を抑えやすいでしょう。

3-1-2. バリア工法(テクノガード工法)の費用例

1階床面積1m²あたり約13,750円と、薬剤工法に比べると費用が高めなテクノガード工法ですが、シロアリ予防だけでなく防湿などの効果を得られます。

シロアリだけでなく防湿もしたい場合や、床下に湿気が溜まりやすくて困っていたりする場合には、テクノガード工法がおすすめです。

3-1-3. ベイト工法の費用例

毒入りの餌を土の中に設置するベイト工法の場合は、外周1mあたり約4,400円ほどかかります。

定期的に管理する必要があるため年単位で契約するのが一般的で、敷地内のシロアリを徹底的に減らしたい方に向いています。

4. シロアリ駆除・予防工事の費用を節約するコツ

工法によって価格帯は大きく異なりますが、駆除や予防の工事費用を節約するなら「火災保険」を利用する方法があります。

火災保険は、自然災害によって起きた建物の不具合に対する保険です。
木材の腐朽が進行する建物の不具合についても対象となる場合があるため、シロアリによる被害でも火災保険が適用されるケースがあります。

ただし、多くの火災保険ではシロアリの被害を対象外としていますので確認しておきましょう。

4-1.シロアリ駆除費用の節約には「雑損控除」の利用も検討

シロアリ駆除の費用を節約するなら、雑損控除がおすすめです。
雑損控除は、災害などによって住宅が損害を受けた場合、確定申告において控除申告ができる制度です。

シロアリによる被害は、害虫による異常な災害と判断されるため、駆除費用や修繕費用が雑損控除の対象となります。

参照元:国税庁|シロアリの駆除費用

5.シロアリ駆除工事の当日の流れについて

ここでは、シロアリ駆除工事の当日の流れをご紹介します。

5-1.床下の進入口確保と養生

まずは、床下への侵入口を確保します。
基本的には床下点検口や床下収納庫を使用しますが、これらがない住宅の場合には、侵入口を新たに確保しなければなりません。

たとえば、和室の畳を上げて床板を切ったりコンクリートパネルを一部外したりして、床下への侵入口を作ります。

また、床下で作業するにあたり室内が汚れてしまわないよう、この段階で養生を設置します。

5-2.床下へ薬剤を散布(注入)

いよいよ床下へ入り、薬剤を散布・注入します。

まずは、シロアリ被害がある木部に1cm未満の小さな穴をあけて、薬剤を注入します。
注入後は木栓で穴をふさぎ、薬剤の浸透効果を高めます。

シロアリ被害がない木部の場合は、薬剤を散布します。
また、床下の土壌やコンクリート表面にも薬剤散布が必要です。

5-3. 外周へ薬剤を散布(注入)

状況に応じて、外周への薬剤散布や注入を行う場合もあります。

特に、住宅だけでなく外周にシロアリが生息していて侵入するリスクが高いケースでは、外周への散布も欠かせません。

5-4. 清掃後、作業を報告

駆除作業が終了したら、清掃して作業箇所を元通りにします。

侵入口も作業前の状態に戻して養生を撤去したら、被害状況や施工状況の報告があり、工事は終了です。

6.信頼できるシロアリ駆除業者を選ぶ5つのポイント

床下での作業が多いシロアリ駆除や予防の工事では、信頼できる業者を選ぶことが大切です。

普段目にしない部分の工事だからこそ、見えない部分までしっかり施工してくれる業者を選びましょう。

ここからは、信頼できる業者選びで覚えておきたいポイントを5つご紹介します。

6-1.工事前の点検と報告が丁寧

工事前の点検と報告は、今の自分の家の現状を知るために欠かせません。

どれくらいの被害があり、どれくらいの工事や修繕が必要なのかがわからなければ、そもそも工事が必要なのかもわからないケースもあります。

そのため、工事前でも床下に入り細かく点検し、実際の写真と一緒に報告してくれる業者を選ぶと安心です。

6-2.料金が明瞭で分かりやすい

「作業一式」などとせず、項目ごとに料金を明瞭にしている業者は安心度が高いです。

不明瞭な料金設定だと、後から追加料金を請求されることもあります。
そのため見積もり時には、どの作業にどれだけの料金がかかるのかを、しっかりチェックしておきましょう。

6-3. 長年の実績がある

依頼前には、必ずホームページなどで実績を確認しておきましょう。

実績は信頼の証と言っても過言ではありません。
長年の実績がある業者は、それだけ信頼されて仕事を任されてきたことになります。

実績がないから信頼できないという訳ではありませんが、より信頼できる業者を選ぶのなら、長年の実績があるかどうかを判断材料のひとつにすると安心です。

6-4. 保証書がありアフターサービスがしっかりしている

せっかく施工しても、その効果がなければ意味がありません。

そこで、シロアリ駆除や予防の工事では、保証書を用意している業者が多いです。
保証期間は、「5年」としている業者が一般的でしょう。

保証書を出してもらえる業者であれば、その効果に安心できます。
また、施工後のアフターサービスについても、その期間や内容をチェックし、充実している業者を選びましょう。

6-5. 点検写真の他に施工写真もくれる

床下での作業となるシロアリ駆除や予防の工事は、立ち会って状況を見守ることは難しいです。

そこで、施工中や施工後の写真をもらえる業者を選ぶと安心です。

そうすると床下が現状どのようになっているのか、施工によってどのようになったのかを明確に知ることができます。

点検時の写真を提供してくれるだけでなく、施工中や施工後の写真も提供してもらえるかも確認しておくと良いでしょう。

7.信頼できないシロアリ駆除業者の特徴

信頼できない業者に依頼してしまうと、せっかく費用を払ってもシロアリを駆除・予防できない事態になってしまいます。

また、本来であれば必要なかった費用を支払う事態になることもあるため注意しましょう。

7-1. 突然訪問し過剰に不安を煽る

依頼していないのに、突然自宅を訪ねてきて工事を迫る業者は、注意が必要です。

シロアリによる被害などを並べ立て不安を煽り、工事を契約させようとする悪徳なケースもあります。

7-2. 料金が不明瞭

業者によっては、工事前の点検をしていないにも関わらず見積もりを出すこともあります。

もちろん、見積もりによってある程度の目安を知ることは可能です。
しかし実際の点検なしで依頼してしまうと、見積もりよりも高額な料金を請求されることもあるので注意しましょう。

7-3. 5年保証やアフターサービスがない

費用が相場に比べて著しく安い業者などでは、5年の保証やアフターサービスがついていないことがあります。

シロアリ駆除や予防の工事をしても効果がなければ、再度施工しなければなりません。
そのため出費がかさむこともあるでしょう。

5年保証やアフターサービスがない業者は、施工による効果が低い可能性もあるので注意しましょう。

7-4. 不要なサービスを過剰に進めてくる

シロアリ駆除や予防の工事を依頼しているのに、関係のないサービスを過剰に勧めてくる業者も、注意しなければなりません。

  1. ● 基礎補強工事
  2. ● カビ対策工事
  3. ● 床下の湿気対策工事

上記をはじめとする工事をシロアリ駆除や予防とセットで勧め、利益を得ようとする悪徳業者もいます。

なかには本当に必要な工事があるかもしれませんが、これらを必要以上に勧める業者には注意しましょう。

現在の住宅の状況にとって本当に必要な工事なのかを見極める際には、下記2つのポイントを押さえておきましょう。

  1. ● 4台以上もの床下換気扇の設置を勧められる
  2. ● 床下換気扇と床下調湿材をセットで勧められる

床下換気扇による効果は大きいものの、必要以上に多く設置する必要はありません。
複数台の設置を勧められる場合には、どこに設置し、なぜその台数が必要なのかを確認しましょう。

また、床下換気扇で湿気対策ができるにも関わらず床下調湿材まで勧めてくる場合は、注意が必要です。

8. まとめ

シロアリは、住宅に大きな損害を与える害虫です。
そのため駆除や予防の工事は、住宅を守るために必須になるので、ぜひ施工の検討をしておきましょう。

業者を選ぶ際は、信頼できる優良業者を選ぶことも欠かせません。
施工料金が明瞭で、アフターサービスや5年保証などのフォローがしっかりしている業者がおすすめです。
長く安心して住むためにも、住宅にあう徹底したシロアリ対策を施しましょう。

千葉県の外壁塗装専門店 ハウスメイク』は、10,000棟以上の施工実績を持つ、地域密着型の外壁塗装業者です。
国家資格の1級塗装技能士やリウォール診断士が在籍しており、有資格者が丁寧に、確かなアドバイスをいたします。
日本ペイントの登録認定施工店なので、10年色褪せないプレミアム外壁塗装システム「ダイヤモンドコート」の施工にも対応しています。
外壁塗装をご検討の方は、ぜひ『千葉県の外壁塗装専門店 ハウスメイク』へご相談ください。

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